クリーニング師

 

毎年この時期になると、愛知県のクリーニング師国家試験が行われます。

あまり知られていないかと思いますが、クリーニング師とはクリーニング業法に基づく国家資格です。

そしてクリーニング業法とは、社会的使命として「公衆衛生の向上」と「利用者利益の擁護」を図る為の衛生法規のことですね。

本来コインランドリー開業、運営には必要のない資格ですが、当店は洗濯代行サービスも兼務兼業しておりますのでクリーニング師の国家資格は必至となります。

クリーニング師の国家試験は学科試験と実技試験があります。

学科試験では、衛生法規、公衆衛生、洗濯物の処理に関する知識などが問われ、実技試験は、ワイシャツのアイロン仕上げ、繊維の識別、しみの識別などが行われます。

 

各都道府県において試験日も試験内容も異なるもので、私は当店の開業準備期間中にまず学科試験に向けて大学受験勉強以来ノートを開き鉛筆を持ち、教本と過去問に向き合いました。
（大学で勉強をした記憶がないことが今ここでバレる。）

勉強に取りかかった初期の頃は、学科項目内に化学記号や聞き慣れない医学用語などが出てきてはチンプンカンプンでどうなることやらと思いましたが、文明の利器インターネットと言う強い味方に助けられ、難を逃れました。

全都道府県の過去問にもチャレンジすることができ、勉強と知識の幅が広がりました。

今時の学生、受験生はこんな恵まれた環境下で勉強しているのかと羨ましく思いながら、強い味方をフル活用させてもらいました。

一方、実技試験対策は千種区の戸田ランドリーさんのご協力の元、試験課題の練習に取り組みました。
練習の場をご提供頂き、また先生として直接ご指導下さいました戸田さん、その節はありがとうございました。大変助かりました。感謝、感謝です。

ご無沙汰しておりますが、お元気でしょうか。

クリーニング師国家試験の実技試験は昔ながらのもので、現実的ではないと言われるとそうかもしれませんが、一周回ってユニークな試験とも取れるかと私は思います。どこかシュールな感じが好きでしたが。

 

試験当日は久し振りにド緊張したことを覚えております。

しかしながら全力を尽くすことができ悔いなく試験を終え、無事試験には合格し、同時に無事ランドリールームでの洗濯代行サービスをご提供出来る第一歩を踏み出せたと、嬉しさより心からホッとしたことを思い出します。

 

只今臨時休業中のカフェルーム同様、臨時休業中の洗濯代行サービスですが、再開の折にはご年配の方、お体がご不自由な方、家事育児にお忙しい方、日常の生活に少しゆとりをお持ちになりたい方など、沢山の方々のお役に立てられるよう努めて参ります。

 

県知事より認可を受けた正規の洗濯代行サービスです。お値段もサービス代金は頂いておりませんので、セルフランドリーと同額で何ともお得！

是非皆様ご利用下さいませ。